【WBC】栗山監督がアメリカに行ったら「留守宅に泥棒が入らないか」と記者から心配されるワケ

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 1次リーグを破竹の4連勝。今日のイタリア戦に勝てば、いよいよアメリカで準決勝だ。そんな絶好調の日本代表を率いる栗山英樹監督(61)に対して、あるスポーツ紙記者が意外な不安をこぼす。「アメリカ遠征中、“ルフィ”みたいな強盗団に監督宅が狙われやしないかと心配なんです……」。いったいどういうことなのか――。

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口癖は「選手を信じる」

 これまでの日本代表監督と比較すると、栗山氏は異色の経歴の持ち主だ。

 1961年、東京生まれ。創価高校から東京学芸大に進学した。大学では野球部に所属しながら小・中・高の教職免許を取得している。卒業後は一般企業への就職が決まっていたが、野球への未練が断ち切れずにプロ球団の入団テストを受験。1983年、ドラフト外でヤクルトに入団した。だが、持病のメニエール病が悪化し、90年、29歳の若さで引退。その後は評論家や大学講師として活躍したが、2011年に指導者としての経験がないまま日本ハムの監督に電撃就任した。

 日ハム監督時代は、10年間でリーグ優勝2回、日本一1回を達成。その実績が買われ、現在は同球団のGMを務める稲葉篤紀氏の後任として日本代表監督に就任したのである。

「日ハムの監督時代からハートの熱い指導者として知られています。“選手を信じる”が口癖。12年のドラフト会議ではMLBへの挑戦を表明していた大谷翔平を強行指名し、メジャーで活躍するために日本球界で経験を積むことの大事さを説諭、ついに口説き落としました。甲子園で活躍するもプロ入り後、結果が残せなかった斎藤佑樹を起用し続けたのも、栗山さんの強い信念があったからです」(スポーツ紙記者)

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