有吉弘行、日村勇紀、鈴木福、千原ジュニア…タレントからの逆オファー流行のウラ事情
増える“逆オファー”
「実は今、タレントによる逆オファーは密かなブームと言われています。例えば、バナナマンの日村勇紀の『ひむバス!』(NHK・不定期放送)は、彼がマイクロバスの運転手となって全国各地で送迎するという番組です。この番組は、3年前に中型自動車免許を取得した日村が、免許を活かした番組ができたらいいなと関係者に企画を持ち込んだところ成立したそうです」
ほかにも……。
「鈴木福くんは今年1月8日から『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)のセミレギュラーになります。彼は小さい頃から仮面ライダーの大ファンを公言し、レギュラーになることが夢と言い続けてきたことで念願が叶いました。いずれはライダーの一人として出演することになるかもしれません」
まだある。
「1月3日放送の『アイ・アム・冒険少年』(TBS)には千原ジュニアが出演し、人気企画の“脱出島〜無人島から脱出せよ!〜”で王者・あばれる君に挑みました。ジュニアはアウトドア好きで、その様子をYouTubeでも配信していて、この企画に出たいと熱望していたそうです」
ジュニアはロケ番組は苦手ではなかったのか。
「トークスキルで勝負するタイプの芸人ですからね。だからこそ、彼からのオファーがなければブッキングされなかったと思います」
なぜ逆オファーが増えているのだろう?
「人気タレントから『こんな番組をやりたい』といった企画の提案は昔からありましたが、『この番組に出たい』という逆オファーは少なかったと思います。出演希望はマネージャーを通して裏で交渉されていたので、世間では知られなかったということもあるでしょう。最近はそれを表立って、公共の電波に乗せて発言するパターンが増えています。当初は笑いのネタのつもりだったかもしれません。それが現実にもなるので、そこが面白いという空気につながっているのでしょう」
まさか有吉が「紅白で歌いたい」とラジオで言うなど、NHKも想像できなかったということか。
「でもね、正直言って、紅白出場ってこんなに簡単に決まっていいものか、という思いもありますよ」
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