「信仰は続けている」山上徹也容疑者の実母が改めて吐露した思い 伯父が語った山上の”意外”な近況とは

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全国から“ファンレター”が

 日本中を大きく揺さぶった安倍晋三元総理(当時67)の暗殺事件。母親を破産に追い込んだ統一教会への恨みから手製銃の引き金を引いたとされる山上徹也容疑者(42)は年明けにも起訴される見通しだが、母親が今、本誌(「週刊新潮」)に明かした思いとは。

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 山上容疑者は現在、鑑定留置中だがその期限は来年1月10日で、地検は勾留期限の同13日までに殺人罪で起訴する方針だ。病気はしておらず、精神的にも問題ない状態だという。

 元弁護士でもある山上容疑者の伯父は、彼の近況について「勉強していますよ」と明かす。

「(今のうちに勉強せよという思いから)英検1級の問題集を差し入れしています。徹也の妹も辞書を差し入れたりしているようです」

 驚くべきは、伯父のもとに山上容疑者へ宛てた“ファンレター”の類が続々と届いていることだ。一部には彼の支持者が存在し、SNS上では支援の具体的な方法まで記されているのだ。

「“頑張ってください”という内容の手紙や差し入れの品々のほか、中には“大阪拘置所に洋書を送りました”なんていう内容のものもありました」(同)

「子どもですから。みんな、そうでしょ」

 そんな山上容疑者の実母に取材を試みたところ、現在は弁護士を通じて彼の様子を聞いているとしながら、こう思いを吐露した。

――現在も統一教会を信仰している?

「それは、前から言っていますけど、そうです」

――彼の犯した事件の重大さは理解していますか?

「残念ながら私も、そこにどうやって行ったのか……分かりません」

――「そこ」とは?

「事件になったのが……」

――なぜ事件に至ったのか分からない、と。

「ええ、ええ……。反対していましたけど」

――反対していた?

「教会に対して、ですね。私に対して、言っていますでしょ。(これまでの)記事にいっぱいあるでしょ」

 つまり、統一教会に「反対」はしていたが、なぜそれと事件がつながったのか理解できないということらしい。母親は最後に少し力を込めて、事件と息子への思いをこんなふうに語った。

「(自分の)子どもですから。みんな、そうでしょ。一緒でございましょう」

 いかなる犯罪をなそうとも、わが子はわが子、という気持ちと、凶悪なテロ事件、そして長年の信仰心が複雑に絡み合い、いまだに整理ができていないというところだろうか。少なくとも彼女の家庭に信仰が幸せをもたらさなかったことは、当の山上容疑者が証明しているのだが……。

 12月27日発売の「週刊新潮」では、裁判の行方、さらに担当弁護士らが明かした山上容疑者の近況と併せて詳報する。

週刊新潮 2023年1月5・12日号掲載

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