“空の女神”も狙われた「スカイ・プレミアム」のFX投資詐欺 2万2000人から1200億円集金
元CA
目下、シンガポールが拠点の法人「スカイ・プレミアム・インターナショナル」の経営陣らに対する訴訟が相次いでいる。判明分だけでも、今年2月の東京地裁を皮切りに11月の札幌地裁までの計6件。原告35人から、総額2億5000万円余りの損害賠償請求訴訟を起こされたのだ。高配当をうたったFX取引に勧誘されて投資したものの、出資金の大半が返還されなくなっているという。
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スカイ社と日本における「最高営業責任者」には、昨年12月、無登録で投資を募っていたとして、東京地裁から金融商品取引法に基づく業務の禁止及び停止命令が出されている。日本国内の投資家約2万2000人から総額約1200億円を集めたとみられるが、その手口はマルチ商法紛いだった。
最高営業責任者の傘下に15の代理店が置かれ、500人前後の「エージェント」と呼ばれる勧誘員が所属。全国各地で開催される説明会で、エージェントが老後の不安を煽りつつ、巧みなセールストークで投資を持ちかけるシステムである。
実は、この「FX投資詐欺」には大手航空会社の「元CA（キャビンアテンダント）」が絡んでいた。そしてその航空会社の関係者にも数多くの被害者が出ているのだ。
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