辞めキンプリ3人の今後 韓国芸能プロ、CULEN、BE:FIRST移籍の可能性を業界通に聞いた

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BE:FIRSTと合流の可能性は?

 大晦日の「NHK紅白歌合戦」に初出場する7人組男性ボーカルグループ「BE:FIRST」をプロデュースするSKY-HI(日高光啓[35])の元へキンプリをやめる3人が走るという説も根強い。

 実現すると、日高氏が代表を務める芸能プロ・BMSGに移籍という形になるが、これについても芸能プロ幹部たちが「ない」と断じる。

 この説は日高氏が元ジャニーズJr.だったこともあって浮上したようだが、芸能プロ幹部がこう解説する。

「BE:FIRSTは『ジャニーズ勢とは全く違った男性グループ』を目指してオーディションを行い、昨年11月にデビューし、成功している。そんな芸能プロにジャニーズ事務所勢が加わったら、武器である新鮮味や独自色が損なわれてしまう。そもそも日高氏はジャニーズ事務所のコンセプトを踏襲していない」(芸能プロ幹部)

 キンプリを離れる3人が逸材とはいえ、BMSG陣営も人材難ではないというわけだ。

 ジャニーズ事務所側とキンプリを離れる3人は約半年前から活動方針などについて話し合いを続けてきた。しかし溝が埋まらず、退所に至った。

 その間、3人が水面下でよその芸能プロと独立時のバックアップや移籍などについて交渉をしていた形跡はない。

 3人は独立や移籍をにらんだ上でジャニーズ事務所と話し合いをしていたわけではなかったのだ。その点、潔いと言える。芸能人の独立や移籍は用意周到に行われることが多いが、3人の場合はそうではない。

韓国芸能プロ入りの可能性

 韓国芸能プロへの転身はあるのだろうか。ここでも韓国芸能プロ側による「獲る価値があるのか」という判断が行われるが、日本でのマーケット拡大が見込めるので、3人の獲得には十二分にメリットがあるだろう。

 問題は3人がボーカリストとしてだけでなく、俳優としての評価も高いということ。例えば現在放送中の「クロサギ」(TBS)に主演している平野紫耀は俳優としても買われている。ワイルドな雰囲気が魅力だ。稽古を積んでも出せない独特の味わいがある。3人とも俳優も続けたいのではないか。

 韓国芸能プロへの移籍となると、出演する映画、ドラマも韓国作品が中心となるが、言語の壁を乗り越えられるのか。

 女優の笛木優子(韓国芸名・ユミン[43])ら成功例もあるものの、笛木は現地で韓国語を猛勉強し、日本人への差別にも屈しなかった。3人が韓国芸能プロに移籍した場合、同じ試練を乗り越えなくてはならない。

 次に3人がそれぞれ独立した場合だが、少なくとも経済的な心配は全くない。ファンクラブを立ち上げたら、現在のファンたちがドッと加入する。その年会費だけで莫大な金額になる。

 元光GENJIの諸星和己(52)も独立後に経済面で困ることは一切なかった。ファンクラブの年会費だけで数千万円の収入があったとされるからだ。

 諸星はその分、イベントなどのファンサービスを手厚く行った。ファンは諸星と直に接触できる機会が増え、むしろ喜んだ。

 現時点では3人の転身先は白紙というのが実状。既存の芸能プロが動いているという話が全くないため、「芸能界と無縁の事業家が芸能プロを立ち上げ、3人全員か、何人かを所属させるんじゃないか」と読む芸能プロ幹部もいる。

 その場合もファンクラブがあるので経済的には不安はない。ただし、仕事面での道のりは平坦ではないことが予想される。

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