キンプリ3人脱退におじさんテレビマンは深いため息 「笑い話にする余裕もありません」

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番組作りに大きな影響

「メンバーそれぞれの頭文字をから名付けられたというKAT-TUNは、亀梨和也、赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一の6人編成でしたが、赤西、田口、田中の3人が脱退、退所し、現在は3人グループになっています。ちなみに赤西は現在、元NEWSで元関ジャニの錦戸亮と共に“N/A”名義で活動しています」

 ジャニーズに興味がない人にとっては、かなり複雑だ。

「テレビマンの場合、なんとなく覚えておけばいいというわけにはいきません。私たちが『ついていけない』と思うのは、グループがなくなったり、グループは残っているがメンバーの人数が変わったり、脱退したメンバーも退所組と残留組に別れたりといった変化に戸惑っているからです。ここ数年はメンバーの脱退だけでなく、解散、活動停止、退所と事情も複雑になり、メンバーの人数と顔ぶれのみならず、グループは解散なのか活動休止なのか、事務所を辞めたのか残るのかなどなど、アップデートするのにパニック状態に陥っています」

 そこまでしなければならないのだろうか。

「メンバーの変更があったグループでレギュラー番組がある場合、その存続や企画の変更など番組に影響が出ます。歌番組の場合、過去の素材を使用する際に退所メンバーの映像がNGになる場合もある。編集で誰を切らなければいけないのか、誰はOKなのかを知っておく必要もある。また、退所メンバーと現メンバーの共演も難しくなります」

 退所メンバーの扱いに頭を悩ませるだけでなく、現メンバーにも気を遣うという。

「メンバーの脱退理由によって、現メンバーのトークの内容が変わってきます。体調不良や方向性の違いで円満脱退ならともかく、事務所への不満や仲間割れなどの場合、本当の理由を知らないスタッフも多いはずです。NGワードは何か、退所メンバーの話はNGか、地雷を踏むことのないように演出しなくてはなりません。ジャニーズ事務所に細心の注意を払わなくてはならないのです」

デイリー新潮編集部

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