FA「近藤健介」、巨人“横取り”の現実味 パ球団三つどもえで、6年前の「再現」の余地も

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日本ハムのネックは新庄監督

 最も地縁が深いのはロッテだ。近藤は千葉出身で、ロッテのジュニアチームに在籍していた。吉井理人新監督は投手コーチとして日本ハム時代を共にした。

 だが、いかんせん、ここまではライバル球団に資金力で劣っているようだ。

「ご当地選手で新監督へのご祝儀という意味を込め、球団は強化に力を入れているところを内外に示す必要がある。とはいえ、ない袖は振れない。近藤獲得の意思表示は球団のファン向けのアピール狙いの意味合いは強いのではないか」(前出のセ球団編成担当)

 では、近藤が11年間在籍した日本ハムはどうか。

「近藤も多少条件面が低くても長くプレーしたチームへの愛着から、残留する気持ちは少なからずあるだろう。ネックは新庄(剛志)監督。就任1年目の今季は打順が二転三転するなど不可解な起用法に近藤の不信感は消えない。チームも長期低迷が続き、来季以降の展望が見えづらい。選手としてのピークを迎え、優勝への渇望感が強い中、このまま日本ハムにいることに、ためらいがあるようだ」(同)

 新庄監督は早くから近藤抜きの外野陣の構想を公言している。来年から新球場に移転するにもかかわらず、看板選手の残留の可能性は低いと言わざるを得ない。

 史上稀に見る争奪戦は事実上、オリックス、西武、ソフトバンクの三つどもえの様相だが、当初、近藤を調査していたはずの巨人は動きが見えてこない。

 同編成担当者は16年オフにFAになっていた陽岱鋼をオリックス、楽天との争奪戦で最後方から強奪した経緯に触れつつも、「外野陣では丸(佳浩)を右翼に配置換えし、中堅は増田(陸)、ドラフト2位新人の萩尾(匡也)らで争わせると原(辰徳)監督が明言している。左翼はウォーカー、その他に長野(久義)や内野からの転向も視野にある松田(宣浩)に、1位新人の浅野(翔吾)も外野手で抱える。確かに近藤は1番打者として魅力だが、既に手を引いているのではないか」と今回は否定的にみている。

 近藤は11月中に日本ハムでの行事を終え、来季の所属先表明に支障がなくなる見込みだが、結論は年内ともしており、熟考する構えだ。

デイリー新潮編集部

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