安倍派後継争い、世耕氏を推す“38人の血判状”で大騒ぎに 予想外の顛末とは
「安倍晋三元総理総裁の遺志を継承できるのは誰か。それをどう決めるのか――」
97人を擁する自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、この難題を4カ月以上も解決できず、いまも会長ポストが空位という“異常事態”が続いている。
安倍元総理が暗殺された7月に開催された派閥総会では、当面は、塩谷立、下村博文の両会長代理をはじめ、松野博一官房長官、萩生田光一経産相(当時)、西村康稔事務総長(当時)、高木毅党国対委員長、世耕弘成党参院幹事長、稲田朋美事務局長ら幹部8人による集団指導体制“世話人会案”が内定。...