「イット!」新キャスターの「宮司愛海アナ」は早くも高評価 困るのは前任のカトパンともう1人

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「Jチャン」「Nスタ」を抜いた

「カトパンのような軽い印象はなく、好感度も高いようです。しかも重々しいだけではなく、笑顔も明るい。実際、この日の視聴率は4・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)と、『イット!』としてはまずまずの滑り出しと言ってよかった。そして翌4日は5・2%、5日は4・5%、6日は2・3%、7日は5・4%に。この数字は、カトパンのラスト週と比べても遜色がありませんでした。6日の数字が極端に悪いのは、女子サッカーの中継のため18時半からの30分しか放送されなかったからで、参考にはなりません。なにより、カトパンの最後の放送が5・0%だったのに対し、その1週間後には5・4%と大きく上回ったのはフジにとって収穫と言っていいでしょう」

 週が明けて10月10日、“スポーツの日”は6・6%と、早くも番組最高の数字を上げた。この日は月9ドラマ「PICU 小児集中治療室」の初回放送の日で、主演の吉沢亮への宮司アナによるインタビューも放送された。

「月9初回には、宮司アナもアナウンサー役で少しだけ出演していました。フジも売り出しにかかっているようです。この日はコア視聴率で見ると2・6%でした。同時間帯トップである『news every.』(日本テレビ)の4・7%にはかないませんが、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)の1・5%、『Nスタ』(TBS)の1・9%を大きく上回ったのです。他局にとって脅威となるでしょう」

宮司アナ好調で困るのは?

 ちなみに、カトパン時代よりもF2層(35~49歳の女性)は下がり、M3層(50歳以上の男性)で上がっているという。

「中年男性を味方に付けたということでしょう。彼女は新人時代に『めざましテレビ』に出演していた頃から、その美貌が関係者の間で注目されていました。一般的に知られるようになったのは、当初予定されていた東京オリンピック開幕の半年前(20年1月24日)に放送された『民放同時放送 一緒にやろう2020 大発表スペシャル』で、フジの代表アナとして出演した頃ではないでしょうか。その直後には写真集『宮司愛海フォトブック まっすぐ』(講談社)が出版されたほどでした。それまではスポーツが主戦場だった彼女でしたが、今年4月に報道に身を移し、昼のニュース番組『FNN Live News days』の月・火曜キャスターとなったのが転機でした」

 それからわずか半年で「イット!」MCに就任したわけだ。

「31歳でようやく掴んだ大役ですが、前向きながら出しゃばらないのがいい。フジのエースとなる日は遠くないと思います」

 となると、カトパンはどうなる?

「彼女は引退したわけではなく、休業ですからね。戻る場所がなくなってしまいます。制作現場にいる人間は現金なものですからね。宮司アナで数字が上がったとなれば、カトパンを呼び戻そうなんて声は出なくなるでしょう。なによりフリーとなった彼女のギャラ、年間1億5000万円くらいは浮くでしょうから、それも大きい」

 さらに、困るという人も。

「裏番組『Nスタ』のMCを務めるホラン千秋(34)もウカウカしていられません。たまたま10月10日から遅めの夏休みに入っているとはいえ、宮司アナの『イット!』に抜かれたとなれば、来週17日からの戦いも激しくなるでしょう」

デイリー新潮編集部

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