デーブ・スペクターが語る 太田光の「サンジャポ」統一教会“擁護”問題

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若い人に警告する番組にすべき

「サンジャポ」に対しては「視聴率のためにわざと炎上させているのでは」という声もある。

「僕はずっと番組の視聴率を追ってるけど、ここ最近で数字はそんなに変わってないし、出演者とスタッフがグルになって炎上させてるってことは絶対にない。太田さんが出ているから見ないって人も、炎上してるから見ようって人も、実はあんまりいないんだと思います。『サンジャポ』の視聴率に影響するのは日曜日の天気くらいですよ」

 番組で統一教会問題を正しく取り上げることの重要性をこう強調する。

「『サンジャポ』は日曜だから、若い人も見る番組でしょう。高校生とか大学生の人たちに統一教会の問題をちゃんと知らせないと、勧誘された時に普通のサークルだと思って入る人が出てきてしまう。太田さんは、テレビで批判的な報道をすることに対して、現役の信者の人の気持ちを考えろと言うけれど、信者はサタンが付くと言ってテレビをあまり見ないんですよ。それよりも、テレビはこれから教会に狙われるような人に警告する役割が大きいと思う」

 今後、統一教会問題がだんだんとテレビで取り上げられなくなり、世間から忘れられるタイミングこそ重要だという。

「例えば、5年後とかに教会に勧誘された人が『家庭連合って、なんか話題になっていたところだっけ』と思って調べて、太田さんの擁護発言が出てくるようじゃだめなんですよ。マインドコントロールされそうになっている人が問題のある団体だってちゃんと気づけるようにしなきゃいけないから、賛否両論じゃなく、ダメなものはダメって言わないと」

 炎上問題が行き着く先はどこなのだろうか。

「太田さんが知識を得て、やっぱり意見が変わりましたとなるのは、全然悪いことじゃないし、恥ずかしくもないと思う。だって、我々は専門家じゃないから、テレビを見てる人に近い立場でどんどん勉強していったらいいじゃないですか。太田さんのことは、僕以外だってみんな心配してるし、応援しています」

デイリー新潮編集部

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