「弘中アナ」結婚に見る“潮流”の変化 女子アナの結婚相手が「プロ野球選手」から「一般男性」にシフトした理由

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コロナと「合コン文化」の廃れ

 コラムニストの辛酸なめ子氏はこう話す。

「いまの若い女性は“結婚相手に養ってもらう”や“結婚がゴール”といった考えは希薄です。結婚後も共働きを前提とし、人生設計もしっかり考えている人が多いため、スポーツ選手や芸能人よりも会社員のほうが“ローンが組める”など実利的な面でプラスと捉える感覚を備えているように感じます。そもそも恋愛に対するモチベーション自体が低いようにも映り、バブル世代の女子アナとは違った思考と価値観を持っていると考えたほうがいいでしょう」

 プロ野球選手らとの“ゴールイン”が減っている背景についても、

「若い女子アナは、スポーツ選手を夫に持つと日々の栄養管理や遠征など、妻としてフォローする部分が大きいことを先輩アナのケースを見て知っています。自己実現を犠牲にしてまで夫を支えるといった感覚はいまの時代に合わないところがある。もうひとつ、かつての“合コン文化”が廃れ、そこにコロナ禍も重なり、異業種の著名人などと知り合う場や機会そのものが減っていることも無視できません。そんな時代的な背景もあって、結果的に女子アナたちの選択は地に足のついたものとなっているように感じます」(同)

 女子アナの結婚観の変遷は“時代の空気”と無関係でないようだ。

デイリー新潮編集部

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