岸田首相が国葬を実施したホントの理由 遺族の考えは割れていた 「麻生進言説」は?

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遺族の考えは割れて

「それも間違いありません。麻生さんも古い体質の政治家なんだなぁと思ったりもしました。自身の盟友である安倍氏の死がもちろんショックで、できる限りの送り方をという希望があったようです。これまで岸田首相は何かを主体的に決めたことはなく、国葬に関しては麻生氏の進言を受け入れたということになるでしょう」

 と、政治部記者。

 ただ現時点では、岸田、麻生の両氏は世論を見誤ったということになるのだろう。その一方で、遺族はどのように考えていたのだろうか。

「妻の昭恵さんは国葬には否定的と言うか、そこまでの扱いを求めていなかったとされています。逆にゴッドマザーこと安倍洋子さんは国葬の実施を否定しなかったと聞いています」

 別の関係者によれば、「洋子さんは国葬を熱望した」との指摘もある。いずれにせよ、こういった声は岸田首相に届いており、その判断を後押しした可能も否定できない。

 もっとも、盟友や当選同期の死を政治的に利用しようとしないまでも、利用したとみなされた時点で、国民に受けるはずはなかったのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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