国葬反対者に「黙ってろ」と投稿した自民党道議の正体 同僚議員は「驚きはありません」

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「蛮人」

 道見議員の問題発言は、これだけにとどまらない。

「2019年7月の参院選の時、札幌市で街頭演説中の安倍首相に対して、『安倍辞めろ!』『帰れ!』と何度も野次を飛ばした男女2人がいたので、警察が取り押さえて排除しました。すると2人は北海道を相手取って提訴したのです」(同)

 今年3月25日、札幌地裁で広瀬孝裁判長は表現の自由が侵害されたとして原告勝訴の判決を下した。

「そして7月8日に安倍元首相が凶弾に倒れると、道見議員はツイッターで『広瀬孝裁判長に物申す』と投稿。札幌地裁の判決によって警備が委縮し、安倍元首相の事件を招いたと主張したのです。さらに、野次を飛ばした2人を『蛮人』呼ばわりしました。裁判を起こしたことについては意見が分かれるところですが、議員が一般人を『蛮人』とは、いくら何でも言いすぎでしょう」(同)

 道見議員は、旧統一教会とも関係があるという。

「道見議員は、ツイッターで『旧統一教会と関わっていますか?』と聞かれて、認めています。選挙の時、彼が統一教会から支援されたのは周知の事実です」(同)

 実際、道見議員はツイッターでこうつぶやいている。

《関わっているよ。隠したりしていない。宗教団体とは、等しくお付き合いがある。言い換えれば、支援団体とはお付き合いがある。特に宗教団体の皆さんとは、開拓の先達やご先祖様を大切にする内心で共感している。それを当たり前と教わり育ってきた。誇りに思う次第。》

 それにしても、道見議員はよく2回も当選できたものだ。

「彼は2世議員で、父親は選挙に強く、その地盤をそっくりもらったからですよ。何を言っても、大丈夫だと思っているのかもしれません」(同)

 尚、本人に取材を申し込んだが、返事はなかった。

デイリー新潮編集部

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