「お見舞い200万円」で特捜部の捜査は森喜朗元会長に及ぶのか メディアに漂う“微妙な空気感”

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一刻も早く説明責任を果たすべき

 すでにAOKI側の依頼で組織委元理事の高橋治之容疑者(78)が森氏を青木容疑者に紹介し、複数回会食していたことも特捜部が押収した面会記録などで明らかになっている。さらに「見舞い金」も加われば、ますます怪しいと誰しも思うのだが、これだけで罪に問うのは難しいというのである。

「そもそも元首相を捜査するとなると、政治に与える影響は計り知れません。ガチガチに証拠が固められない限り、特捜部はこのような捜査をやりたがりません。少なくとも今の特捜部に森氏を呼び出して聴取するような雰囲気はありません」(同)

 だが捜査対象になっていようがいまいが、森氏に説明責任が生じていることだけは間違いないことだ。一言否定コメントを出すだけでは済まされない。これ以上晩節を汚さないためにも、一刻も早く記者会見を開き国民に対して納得いく説明をすべきである。

デイリー新潮編集部

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