葉梨法務大臣の「闇ゴルフコンペ」に違法の疑い 有権者への利益供与で公選法に抵触か

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 岸田政権の爆弾となっている統一教会汚染。その霊感商法対策を任ぜられたのが、葉梨康弘・法務大臣(62)であるが、本当にその任に堪えるのか。ご本人の後援会が開催していたゴルフコンペに違法の疑いがあるというのだ。

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 葉梨大臣といっても、あまりなじみがある名前ではないだろうが、経歴はピカピカだ。東京都出身で、筑波大附属駒場高校から、東大法学部へ。卒業後は警察庁にキャリア入庁したが、葉梨信行・元自治大臣の三女と見合い結婚して婿養子となり、後に退官。岳父の秘書を経て茨城3区の地盤を継ぎ、2003年に初当選した。岸田派に属し、当選6回にして初入閣を果たしたのである。

 就任早々、統一教会の悪質商法対応のため、関係省庁による会議を設置すると表明。が、そのご本人がかつて統一教会と関係のある「世界日報」紙のインタビューに応じていたこともあって、とんだ恥をさらしたのだ。

ゴルフコンペを通じた有権者への利益供与

「法務大臣は最も遵法精神が求められる役職ですよね。でも、本人にその資格があるのかどうか」

 と語るのは、地元のさる政界通である。

「葉梨さんの後援会では、コロナ前まで毎年のように、地元で大規模なゴルフ大会を開催してきました。そのコンペでは、成績優秀者に豪華賞品が用意され、テレビや自転車が出る年もあったほどです。しかも賞品の中には、地元企業からタダで提供されたものもあるという。これって有権者への利益供与に当たらないんでしょうか……」

 大臣のオフィシャルサイトを見れば、その実態が確認できる。

 10年12月のブログには、「後援会ゴルフ大会」として、〈12月17日は、私の後援会のゴルフ大会。240名の支援者に参加していただいた〉と記載。あいさつする代議士の後ろには、賞品らしき自転車やキャディーバッグがずらりと並べられている。

 翌年10月のブログでも、「葉梨後援会ゴルフ大会」と書かれた垂れ幕の前で、代議士が乾杯の音頭を取る写真が。その後ろにはやはり自転車やテレビが並び、テレビの機種をみると、少なくとも万単位はするとみられる代物なのだ。

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