土偶と呼ばれた元祖ぽっちゃりグラドル 「水樹たま」が語る“ありのままで生きる私”

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 7月16日に37歳を迎えた水樹たまは、その豊満なボディーを武器に今も現役のグラビアアイドルとして活躍している。彼女を一躍有名にしたのは、テレビ番組の中で有吉弘行にぽっちゃり気味の体型から「土偶アイドル」と名付けられたことだった。今よりも体型への言及が厳しかった2010年代、グラドルでは珍しいありのままの自分を見せていた水樹はどんな思いを感じていたのか。当時を振り返ってもらった。【徳重龍徳/グラビアアイドル評論家】

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 水樹は6月24日に47枚目の最新DVD「ママに甘えていいよ」をリリースした。息子を溺愛するママとなり、我が子の妄想の中で水着になるという設定だ。20歳でデビューした当時から「子供3人ぐらい産んでそう」とファンから言われ続けていた水樹にとっても、ママ役は念願だった。

「結構アグレッシブなママで、息子がお風呂入ってる時にそこに入って行ったり、息子のベッドに潜り込んだりしています。ママという設定が初めてだったんで楽しかったですね。前作は4年前ですから、その頃に比べると、いい感じに何人か産んでそうなママ感が体に出ています(笑)。今回はデビュー作で着たものと似た衣装も着ているので、デビューとの違いも楽しめます」

 デビューは2005年。当時は「1年で辞めるかもしれないと思った」というグラビアの仕事だったが、翌年の06年には「日テレジェニック」に選ばれ、以来、16年間にわたって活躍している。痩せることを求められがちなグラビア業界において、ありのままのふくよかなボディーでの活躍は、ボディポジティブ(ありのままの姿を受け入れようという運動)の先駆者ともいえる。

「ただデビュー当時は今よりも10キロは痩せていて、ふくよかな体が好きというファンよりも、巨乳のファンの方が多かったです。あと若い頃は今と違って痩せて目もつっていたので、当時の事務所の後輩には怖いと思われていたみたいです(笑)」

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