安倍元首相を暗殺した山上容疑者が憎悪を募らせた「旧統一教会」 家族が信者になったことで「本当に家族がバラバラになりそうになった人」の話(その3)

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母親がカネを注ぎ込みすぎて

 7月8日、街頭演説中の安倍晋三元首相(享年67)を銃撃して殺害した山上徹也容疑者(41)。その動機として、母親が入信する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の寄付をした結果、「自己破産し、家族がバラバラになった」と供述しているとされる。かつて、今回のケースと同様に家族が同教団に入信して多額のお布施をしたことで「家族がバラバラになりそうになった」Aさんから話を聞いた。

 これまでの流れを簡単に振り返っておこう。

 山上容疑者は「旧統一教会を日本に招き入れたのは岸信介元首相で、国内でそれを拡大させたのが安倍元首相だと信じていた。...

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