西村康稔・前コロナ担当相が「ポスト安倍」に色気……早くも始まった「安倍派」跡目争い

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集団指導体制が囁かれるも

 事件の衝撃が冷めやらぬなかで、事を急いでは世論の風当たりも気になる。そのため、当面の間は“集団指導体制”で派閥をまとめるとの意見もあるが、

「党のおよそ4分の1を占める議員が集まる安倍派の場合、集団指導体制では統率が取れなくなってしまう。とはいえ、誰が安倍元総理の後継になっても、帯に短し襷に長しの感が否めないのは事実。西村さんはコロナ対策担当相時代に指導力が疑問視され、つい先日も『世界各国美人図鑑』と称して自身のHPに女性の写真を掲載したことが問題になった。萩生田さんはまだ50代と若く、下村さんは菅前総理に一喝されて先の総裁選出馬を断念したばかり。誰が後継についても、最大派閥が一枚岩になれるとは思えない状況です」

 しかし、最大派閥の領袖が不在という状態が長期化すれば、党内にも影響が及びかねない。

「いま検討が進められている安倍元総理の“党葬”が終わるまでは大きな動きはないと思いますが、8月のお盆前後には内閣改造が行われるとされています。その際、誰が派閥を代表して岸田総理と折衝するのか。派閥の求心力を維持する意味でも、“ポスト安倍”を決める必要性に迫られているのは間違いありません」

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