「地球の歩き方」が明かす「ジョジョ本」誕生秘話 売り上げ9割減からの大逆転
飲食、劇場と、コロナ禍で打撃を受けた業種は数あるが、何といっても旅行関係だろう。観光客が減れば、ガイドブックも売れない。
「コロナのせいで一時、売り上げは9割減でした」
と「地球の歩き方」編集長の宮田崇氏は語る。だが、1979年創刊以来の窮地の中で、ひとり気を吐いた企画がある。2020年9月発売の、初めて日本国内を扱った「東京編」がそれ。9万2千部を売り上げ、起死回生の話題作に。
今年に入っても「東京多摩地域編」「京都編」を刊行したが、目を向けるのはリアルな世界だけではない。...