ディーン・フジオカ「パンドラの果実」大コケでHuluは真っ青 すでに続編配信のウラ事情

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コロナ後の起爆剤として

「Huluは現在、契約者数300万人を目標にしています。しかし、ここへ来て会員登録者数に陰りが見えてきたのです」

 コロナ禍で在宅時間が増え、Huluに限らず有料動画配信サービスは好調と言われていたが、

「感染拡大の時期も収まりつつあり、経済も回り始めると、それまでの勢いはなくなってきたのです。そのためHuluには、起爆剤としての配信コンテンツを増やす必要もあったようです」

 実を言うと、その原型は7年前に作られた。

「日テレがHuluを子会社化したのは2014年4月。ドラマの共同制作が初めて行われたのは翌15年でした。唐沢寿明が主演の『THE LAST COP/ラストコップ』で、この時はまず日テレの『金曜ロードSHOW!特別ドラマスペシャル』でエピソード1として単発で放送した後、Huluで連ドラ(全7話)が配信されました。Huluでは配信開始直後から新規のユーザー登録が急増し、多くのユーザーを獲得することに成功しました。さらに16年には、日テレの地上波で新たに連ドラとしてスタート。17年には映画化もされるという理想の展開がありました」

もうひとつの誤算

 17年には、日テレとHuluにWOWOWも加えて、共同制作も行われた。鈴木亮平が「ルパン三世」の“銭形のとっつぁん”を演じた「銭形警部」だ。まずは日テレが地上波で放送し、Hulu、WOWOWで別のエピソードを配信していくというものだった。昨年は日テレとHuluで竹内涼真が主演の「君と世界が終わる日に」を共同制作し、地上波放送後にHuluでSeason 2とSeason3が配信されている。

「今回はコスパと制作のスケジュールの関係で、早々と続編を配信しています。地上波で『パンドラの果実』が人気がないとなると、続編はもっと厳しいでしょう」

 Huluも頭が痛いだろう。

「Huluにはもうひとつ大きな誤算がありました。ディーンはF2層(35~49歳の女性)とF3層(50歳以上の女性)を中心に人気があると言われています。ところが最近は、日本よりもアジアで人気があるそうです。残念ながらHuluは、日本国内でしか視聴できません。もちろん海外では、有料会員として登録することもできません。せめてアジアで配信できれば良かったんですがね」

デイリー新潮編集部

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