「永野芽郁」「有村架純」「杏」… 専門家が選ぶ「夏ドラマ」注目作は?

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モデルとなる働く女性像

 他方、熟練の杏が演じるのは、フジテレビ系の月曜21時、いわゆる「月9」枠の「競争の番人」だ。公正取引委員会の女性審査官として、談合やカルテルなどの企業不正に切り込む。

「引き出しをたくさん持つ役者ですから、手堅いのでは」

 こうして振り返ると、三人の役柄には共通点が。いずれもキャリアウーマン、中でも経営者、法律事務職員、公取職員と、専門的なキャリアを持つことだ。

 先のジャーナリストによれば、

「女性の社会進出が進み、また政府も積極的にそれを促している。その中で、モデルとなる働く女性像を打ち出し、女性の共感を狙っているのでしょう」

 ちなみに、

「今回、対決することになった永野と有村は、実は共演経験があり、個人的にも親しい間柄です」

週刊新潮 2022年6月2日号掲載

ワイド特集「シン・人間喜劇」より

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