春ドラ注目作が視聴率低迷の理由 問題は「原作改変」とキャスティングミス?

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演技の評価は高いが…

 とはいえ、不動産会社に勤務する実直なサラリーマンを演じる山Pの演技は、テレビ誌や専門サイトで軒並み高い評価を得ている。

「不思議とそれが数字には結びつかないんです。不動産会社の社長を草刈正雄(69)が演じるほか、大地真央(66)、市原隼人(35)、倉科カナ(34)、泉里香(33)、高橋克典(57)といった実力派が脇を固めながらです。制作費が民放の数倍というNHKだからできる芸当ですけどね」(同)

 さすがに「民放なら打ち切られてもやむを得ないレベル」(芸能記者)という。

 先の芸能事務所幹部は次のように指摘する。

「大河ドラマもそうですが、大物役者が何人も登場すると、視聴者はそっちに気を取られてしまう。『正直不動産』も同様に総花的な作り方なので、結果、芸能記者や山下ファンしか見なくなったのかもしれません」

 従来の世帯視聴率にカウントされないスマホでの番組観賞が解禁されて1カ月。が、売れっ子女優らの総崩れは時代の変化だけが理由ではない。

週刊新潮 2022年5月26日号掲載

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