4500万円のギャラを捨てた米倉涼子 「木9」に出演せずブロードウェイへ

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富より名声?

「CHICAGO」の主演の一人であるロキシー・ハートを米倉が演じるのは、12年、17年、19年に続いて4度目となる。

 もっとも、

「観光客で潤うブロードウェイには、彼女を起用することで日本人観光客を呼び込みたい、という思惑がある。ロキシー役はそうやっていろんな国の人が順番に演じているんです」

 と映画・演劇評論家の萩尾瞳氏が解説する。ブロードウェイでの米倉の舞台も鑑賞済みとのことで、

「ダンスも歌唱も全く遜色ありません。一緒に観た現地の友人は“科白の英語に少し問題がある”と言っていましたが。現地の評判? 良い悪い以前に名前を知られていないのでは」(同)

1週間で100万~200万円

 ギャラはどうなのだろう。

「1週間で100万~200万円。ドラマとは比較になりません」(先の記者)

 だが、萩尾氏によると、

「米倉さんだから安いのではなく、ハリウッドの有名女優であっても同じこと。日本だって、ドラマ1本300万円の看板俳優が、舞台で100万円ももらえないなんてざらにあるわけで、事情は日本もニューヨークも変わりません」

 それでも、彼女たちがブロードウェイを目指すのは、

「俳優にとってはステータスですから。今後、彼女が海外での活動を広げていくのなら、“ブロードウェイに4度出演”は大きな箔になります」(同)

週刊新潮 2022年5月19日号掲載

ワイド特集「我々はどこから来て、どこへ行くのか」より

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