「1800万円騙された」30歳被害女性が明かす 急増中「パパ活」詐欺の手口

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“本物の詐欺師”が参戦

「この時、名刺や社名と連絡先などが書かれた領収書なども渡されたので、疑うこともなく100万円を振り込みました。その後も追加調査費用と称して100万円ずつを2回。さらに50万円の計350万円を要求通り振り込んだのですが……」

 藤田と出会ってから1ヶ月間ほど経った頃、進捗の報告などが一切ないため、不安になったアユミさんは藤田の名前をネット検索してみたという。

「顔から血の気が引きました。藤田は2013年に架空の投資話を複数の女性に持ちかけ約1億3千万円も詐取した容疑で逮捕されていたのです。すぐに藤田を問い詰めるとあっさり認め、これまで複数の女性から“総額で約1億円詐取した”ことを告白。同時に結婚詐欺の常習犯で、詐欺罪で7年間、刑務所にいたことも分かりました」

 さらに藤田は昨年9月に出所したばかりだったことも判明。アユミさんは藤田の保険証やパスポートなどを提示させ、“350万円は必ず返済する”との言質を得るが、

「まさかパパ活市場に本物の詐欺師が紛れ込んでいるなんて想像もしていませんでした」

 と驚きを隠さない。

回収できないケースがほとんど

 アユミさんが返済を強く迫り続けたことで、藤田からは今年2月と3月に50万円ずつの振り込みがあったが、今後の返済は不透明という。

 被害女性からの相談に乗っているグラディアトル法律事務所の清水祐太郎弁護士が話す。

「パパ活アプリで出会い、投資の儲け話などを持ちかけられ、お金を騙し取られるケースが増えています。被害金額に多寡はありますが、共通して言えるのが、相手の素性や投資話の内容をきちんと確認せずにお金を渡してしまっていることです。相手の男は素性を明かさないまま言葉巧みにお金を騙し取った後、徐々に連絡が途絶えていき、結果、回収できないというケースが多い」

 いまや危険がいっぱいのパパ活の世界。甘い話にはご用心を。

河合桃子(かわい・ももこ)
ライター

デイリー新潮編集部

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