司令官を“逮捕”、国防相は不自然な心臓発作… プーチン「大粛清」の意図とは

国際

  • ブックマーク

 ロシア軍の誇る「旗艦」が沈んだのは、1905年、日本の連合艦隊がバルチック艦隊を壊滅させて以来のこと。プーチンにとって、その衝撃はいかばかりか。かくて独裁者は続発する想定外の事態に正常な判断力を失い、ますます禁断の道へと進もうとしている。

 ***

 その船、ミサイル巡洋艦「モスクワ」は全長186メートルもの大きさで、堂々首都の名を冠することでもわかるとおりロシア海軍ご自慢の軍艦である。長距離対空ミサイルや防空レーダーを備え、黒海艦隊における司令塔の役割を担ってきた。...

つづきを読む