新庄監督、活躍した選手に贈る「監督賞」の中身は“機密事項” 恩師は「好きにやったらいい」と絶賛

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 チームの下馬評は必ずしも高くないものの、球界の話題をさらい、ファンとマスコミへの“サービス”では目下、独走中。北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(50)が、今度は選手への“ニンジン作戦”を展開中だ。どうも単なる人気取りではなさそうである。

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 打順をファン投票やガラポンの抽選で決めたり、ポジションをシャッフルするなど、常識にとらわれない“奇策”で周囲の度肝を抜くビッグボス。それが功を奏したのか、3月20日に最終戦を迎えたオープン戦を8勝6敗2分けと勝ち越すことができた。25日のシーズン開幕に向け、首尾は上々といったところだった。さらにチームを勢いづかせていたのは、“ニンジン”である。

「実は活躍した選手に監督賞を出しているのです」

 と、スポーツ紙デスクが解説する。

「昨年11月、秋季キャンプを初視察した際に、新庄監督はベースランニングリレーで勝利したチームにマッサージ器具をプレゼントしました。それに続き、オープン戦でも、ということなのです」

賞品の中身は機密事項

 球界での監督賞自体は決して珍しいものではなく、過去にはこんな例がある。

「一般的に現金が多いです。例えば、ミスターこと長嶋茂雄さんは巨人の監督時代に、活躍した選手にポンと30万円を渡していましたし、星野仙一さんも賞金や高級腕時計を選手にプレゼントしていました。ただ、いずれもシーズン中の話。さすがに開幕前のオープン戦での監督賞なんて聞いたことがありません」(同)

 気になるその中身について、このデスクは、

「賞品の中身はチームの機密事項です。それほど高価なものではないものの、シーズンに入ればまた賞品も変わるはずです」

 新庄監督と親交のある野球解説者の岩本勉氏はこう言う。

「賞品は次の試合の出場権や飛行機移動の座席のグレードアップのようなものかもしれません。待遇なのか、お金なのか、わかりませんが、監督自身の現役時代の経験を踏まえ、選手のモチベーションを上げようとしているのでしょう」

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