完全に終わった「お笑い第7世代」人気 バブルを作ったテレビ局にも責任?

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「アメトーーク!」で復讐?

「テレビマンたちは第7世代の括りに一生懸命で、無理矢理はめ込んだために、それぞれの実力が発揮できなかったとは言えるでしょうね。19年の『M-1グランプリ』でミルクボーイが優勝したときに、せいやは『第7世代は終わりました、崩壊。もう元の世界に戻ります』と言ったにもかかわらず、テレビ業界は第7世代にこだわり、彼らの番組を続けましたから。だからこそ、最後まで第7世代の中心である霜降りへの期待は大きかったと言えるでしょう」

 霜降りが上京後、在京キー局で初の冠番組となった「霜降りバラエティ」(テレ朝)は19年4月にスタートした平日深夜の30分番組だったが、昨年9月に「霜降りバラエティX」と改題して、日曜午前3時からの20分番組に縮小した。

 2月22日には、霜降りと西川貴教がMCを務めたゴールデン帯のバラエティ「オトラクション」(TBS)が1年持たずに打ち切られた。

 さらに「霜降りミキXIT」(TBS)も終了したわけだ。

「第7世代は、トーク力では敵わない“第6世代”“6・5世代”と呼ばれる中堅の先輩芸人や、20年以降に頭角を現してきた芸人たちに、その場を奪われたと見ていいでしょう。17日の『アメトーーク!』は、何しろ第7世代に対して、ゲストとして出演するのが陣内智則とジャングルポケットの斉藤慎二ですでの、その現実を知らしめることになるでしょう」

 第7世代の完全終焉の象徴と言えそうだ。

「いまや第7世代という“肩書き”では仕事はできません。芸人ですから、面白くなければ当然ですが、第7世代という椅子自体がなくなってしまいました。自戒を込めて言えば、テレビ業界が作ったバブルだったのでしょう」

デイリー新潮編集部

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