受験失敗、ジャガー横田の長男は「花田優一」の二の舞いに? 「尊敬される人間になれ」という呪縛

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自分探しを続ける花田優一と重なる自意識 必要なのは学歴ではなく親離れ?

 合格を目指すならSNSではなく受験に集中してはという批判がある中、父子そろって投稿を続けているのはイチイチ周りがこうして騒ぐからだろう。手っ取り早く注目を集められる2世の特権に、父親だけでなく大維志さんも手応えを感じている向きがある。奇抜な見た目や感情的な振る舞い。型を嫌うはずの彼が、型通りの目立ち方をしているのは皮肉なものだ。医師の夢はあきらめられても、人より目立ちたいという欲望はそうあきらめられるものではない。父親の欲望を内在化させていればなおさらだ。

 余計なお世話だが、振る舞いが重なる2世が一人いる。角界の寵児だった貴乃花親方を父に持ち、女子アナ全盛期を謳歌した河野景子さんを母に持つ花田優一さんだ。有名プロレスラーの母と、「先生」と敬われ続けてきた父を持つ大維志さんと近い。

 花田さんに感じるのは、親とは違う道で、親より有名になりたいという自意識だ。靴職人として注目され、歌手や俳優としても活動。純粋な人なのだろうが、やみくもに自分探しを続ける、ただの目立ちたがりの2世だという見方も少なくない。人気を求めれば求めるほど、人気を失うジレンマに陥っている。

 大維志さんも目立つ肩書や知名度ばかり追い求めていては、花田さんの二の舞いになってしまうだろう。単なるお騒がせ2世か、父親思いの健気な孝行息子か。今後の評価はどちらに傾いてもおかしくない。でも息子が医師の道も注目度も失ったら、木下医師は今度こそ見放すだろう。いずれにせよ大維志さんに必要なのは、学歴でも医者の肩書きでもフォロワー数でもなく、父離れではないかとお節介ながら思う。受験の行方がどうなっても、彼が選んだ未来が花開くことを祈りたい。

冨士海ネコ

デイリー新潮編集部

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