佐渡島が世界遺産候補も「佐渡汽船」が上場廃止 再建はどうなる?
佐渡島の金銀山が「世界文化遺産」に推薦されたニュースに地元民は沸いたことだろう。そんな慶事の直後の発表だけに間が悪かった。
速報「玄関前の砂利は赤く染まり、血痕が…」 北海道ヒグマ襲撃事件で近隣住民が目の当たりにした“地獄絵図” 「クマの体の下に人間の腕らしきものが」
速報参政党・神谷代表の元女性秘書の自殺 「ミーティングで詰められ、声は震えていた」 証言した元スタッフを“口封じ”か 「自殺問題を発信したら訴えられた」
速報「“卒業証書”はいまでも本物だと思っています」 学歴詐称疑惑の伊東市長が強気の独白「怪文書を書いた人の目星もついている」
佐渡島と新潟市などを往復する「佐渡汽船」が大規模増資を発表したのは2月7日。この日、「みちのりホールディングス」が経営難の佐渡汽船に15億円を出資し、再建を担うことになったのだ。これに伴って5月6日に同社は東証ジャスダックの上場を廃止。200円前後で取引されている株は売買できなくなり1株あたり30円が一般株主に支払われる。
「ついに行き詰まったということです」
そう説明するのは証券会社の幹部だ。
「今回の再建策は新スポンサーが株式の3分の2以上を握り、少数株主に株を手放してもらうことが条件でした。スクイーズアウトといって、一般的には株価よりも高い金額を払うのですが、佐渡汽船は23億円近い債務超過企業で企業価値はゼロ円以下。しかし、事業の公共性が高くて倒産させるわけにもいかず、一般株主にはわずかな現金で涙を呑んでもらうことになったわけです」
[1/2ページ]