北京五輪 米大統領の「外交ボイコット」発言は正論か 傾聴に値するマクロン大統領の主張

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重い響きがある「ボイコット」

 アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダなどが来年2月の北京冬季五輪の外交ボイコットを発表した。日本でも各方面から外交ボイコットを求める声が上がっている。【小林信也/スポーツライター】

 メディアの論調やネットで見られる世論を集約すると、「外交ボイコットは当然だ」「外交ボイコットをしなければ、日本は中国のウイグル弾圧や彭帥(ほうすい)選手への人権侵害を認めたことになる」、つまり「ボイコットは正論だ」という論調が大勢を占めている。

 こうした気分が日本中に広がっている背景には、今夏の東京五輪を強行したIOCの金権体質に対する嫌悪感があるだろう。...

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