滋賀の女子高生誘拐・死亡事件、容疑者のトラブル歴 アパートの家主、勤務先の写真関連会社と裁判沙汰に

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 38歳の男と21歳の女が19歳の女子高生をSNSで誘い出し、アパートに連れ込んだ。しかし、その誘いに乗ったのはあまりにも危険だった。地元で彼が起こしてきたトラブルの数々がそれを物語っていたからだ。

 事件が発覚したのは今月12日の午前10時50分頃。滋賀県守山市のアパートの一室で京都市の女子高生、篠原聖奈(せな)さん(19)が倒れているのが見つかり、死亡が確認されたのだ。

 前日の夕方、このアパートの住人である入江公史郎容疑者(38)と岐阜県在住の金城え夢容疑者(21)はSNSで知り合った篠原さんを電話で誘い、京都へ車で迎えに行ったという。翌日、「女性が倒れている」と119番通報したのは金城容疑者だった。

 県警担当記者が言う。

「二人の容疑者と篠原さんが会うのは、その日が初めてでした。篠原さんの死因は薬物中毒で、さらに、入江容疑者のアパートのごみ箱から、抗不安薬と睡眠導入剤100錠分の空き容器が見つかっています。容疑は未成年者誘拐ですが、県警は亡くなった経緯を詳しく調べています」

 ネットでの安易な出会いが引き起こした悲惨な事件。見ず知らずの男女が集い、何を話していたのか。

 そもそも現場周辺から聞こえてくるのは入江容疑者の悪評だった。

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