「障害を乗り越えた感覚はない」 車いすバスケ「香西宏昭」が語る競技の魅力(小林信也)

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 パラ・スポーツの取材をほとんどしたことがなかった。苦い記憶があって、意識的に避けてきたからだ。

 かつて企画運営したリレーマラソンに車いすランナーから出場希望が届いた。主催者(当時の建設省)の要請もあり気安く受け入れた。が、約400チームの走者と車いすが同じ走路を周回する危険性は想像を超えていた。事故はなかったが、「こんな走りにくい大会、二度と来ない」と車いすランナーに叱責され胸をえぐられた。私は同情的な思いでパラ・アスリートを甘く見ていたのだ。偽善的な自分に激しい嫌悪を覚えた。...

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