元公安警察官は見た 偶然を装い隣のパチンコ台に…情報提供してくれる「協力者」の作り方
日本の公安警察は、アメリカのCIAやFBIのように華々しくドラマや映画に登場することもなく、その諜報活動は一般にはほとんど知られていない。警視庁に入庁以後、公安畑を十数年歩き、数年前に退職。この9月『警視庁公安部外事課』(光文社)を出版した勝丸円覚氏に、警察に情報を提供する「協力者」について聞いた。
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公安警察は、極左暴力集団から右翼団体、カルト宗教まで、日本の治安を脅かす可能性のある団体を日常的に監視している。そのため、それらの団体や組織の情報を提供してくれる「協力者」を確保することが非常に重要になる。...