田中みな実、藤森慎吾が共演する日は近い? “匂わせ商法”で人気を拡大してきた二人の戦略

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復縁にも追い風か? トラブル後もセット売りがブームのタレント界

 そもそも別れた相手をネタにするというのは、ご法度だったはずだ。郷ひろみさんと松田聖子さんしかり、近藤真彦さんと中森明菜さんしかり。お茶の間では有名でも、本人が相手の名前を出すのは無粋だぞ、という暗黙の了解があった。知名度に格差があるカップルの場合は、ある種のはれ物扱いをされ続けることにも通じる。華原さんのアップダウンが激しかったのは、やはりTKの元彼女、という枕詞にさまざまな重圧があったからだろう。

 しかし藤森・田中カップルは違う。双方とも再ブレイクを果たし、好感度の高い地位を手に入れた。片方が落ちぶれていたら名前を出すのもはばかられるが、どっちも売れっ子になった今、お互いニュースのいいネタになる。別れたとはいえ、相手に感謝しているに違いない。

 男女問題でのトラブルを持ちネタに、セット売りするタレントも増えた。元衆議院議員の宮崎謙介・金子恵美夫妻や、原田龍二夫妻が挙げられる。元恋人という点では、鈴木紗理奈さんとたむらけんじさんもYouTubeで共演。不倫や破局のイメージで終わらせず、笑いに変えて仲良しをアピールする。中間層タレントたちのセット売りは、ひとつのブームでもある。

 藤森・田中コンビの復縁を望む声は多い。恋愛感情は無くとも、セットで出ればニュース性も好感度も高まるだろう。ビジネス復縁が金になるという「匂い」は、二人とも共通して感じているのではないだろうか。共演やコラボは、近いうちに実現しそうな気配がする。

冨士海ネコ

2021年10月29日掲載

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