東南アジアで高まる「中国製ワクチン」不信 在留日本人には欧米製を打つ特別措置も
9月17日より、インドネシアの首都ジャカルタ北部、タンジュンプリオク地区にある港湾検疫施設で、ジャカルタ周辺に在留する日本人とその家族、およそ330人を対象としたコロナワクチン接種が行われた。
この時、接種されたのは英アストラゼネカ社製のワクチンだった。通常、インドネシア国民に用いられる中国ワクチンは選ばれなかったのだ。在留日本人とその家族だけを例外的にした措置。背景にはインドネシア保健当局と在インドネシア日本大使館、日本外務省による粘り強い交渉と調整があった。...