「そりゃ売れるわ」かまいたち大ブレイクの理由をノブコブ徳井が語る “いじられる覚悟”を決めた濱家、好感度を捨てた山内

徳井健太(平成ノブシコブシ) 逆転満塁バラエティ エンタメ 芸能 2021年10月02日

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改名に見る売れるための心意気

 平成ノブシコブシ・徳井健太がお笑いについて熱く分析する連載「逆転満塁バラエティ」。

 最終回は、「かまいたち」について。

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 今回でこの連載も最終回。いまテレビで見ない日はないほど売れっ子の「鎌鼬」、いや「かまいたち」を取り上げる。

 今から、きっとかまいたちにとっては余計なお世話だろうことを書く。けれどそれは全部、僕からの賛辞だと思ってほしい。

 昔から面白いと評判だった山内健司と濱家隆一のコンビ「鎌鼬」は、いつの間にか平仮名で「かまいたち」になっていた。

 つまりはそういうこと――コンビ名の表記とか、見た目とか、態度とか、そんなことは「売れる売れないに」直結するはずがない。

 でも、売れようとする心意気や行動は、そういうところから滲み出るものだ。

「かまいたち」は少なからず「鎌鼬」よりも売れようとしていたはずだ。

「芸人が売れる」のすべてが詰まったロンハー

 ちょっと話は逸れるが、「ロンドンハーツ」は本当に偉大な番組だと思う。

 単純に面白いとか、視聴率が高いとか、そういった要素ももちろん大切だけれど、それ以上に「芸人が売れる」ということの全てがロンハーに詰まってる、と僕は考えている。

「ロンハー」は大抵、深夜に無観客で収録される。売れっ子たちのスケジュールを合わせるためには、どうしても深夜になってしまうらしい。

 そんななか、忙しくて体力的にも一番疲れているであろうベテランの先輩ほど、本番を全力で走り抜けてくれる。ひぃひぃ言う後輩を尻目に、撮れ高を遥かに超えているはずなのに、手を抜かず吠え続ける先輩方。

 しかも収録を見守るのは、決して愛想笑いはしない笑いに厳しいスタッフさん。そして、滑って落ち込んだり緊張から前に出られなかったりする若手の感情や動きを一つも見逃さない、MCのロンブーの(田村)淳さん。

 あそこ以上の鉄火場はない。

 特に現代、ロンハー以外の修羅現場は次々と無くなっていった。

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