「帝京グループ」創業一族のお家騒動 「学園」理事長の兄と「大学」トップの弟の間に生じた軋轢
大学からの借金
幼稚園から大学まで30を超える教育機関を傘下に抱え、国内最大級の規模を誇る「帝京グループ」(東京・板橋)。その発祥は、冲永荘兵衛(おきながしょうべえ)が1931年に設立した「帝京商業学校」だ。実は、いまなお帝京グループの舵取りを担う創業家の冲永一族に「お家騒動」が起こっている。
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騒動の発端は、荘兵衛の孫に当たる冲永荘八(しょうはち)「帝京学園」理事長が学園理事らに配った文書(2019年7月9日付)である。
〈文部科学省による本法人への学校法人運営調査が行われ、(略)特に、財務面や、理事会評議員会の運営面での指摘事項には、長時間が費やされました〉
〈現金預貯金などの流動資産に対する負債総額の大幅超過が、予想通り大きく取り上げられ、(略)令和元年現在、帝京学園が帝京大学へ負う債務はなおも7億4000万円ほどございます。しかし(略)帝京大学との間で無効化、抹消の折衝を続けることを、文部科学省に約束したことになります〉
要するに、文科省から指摘された債務超過の原因である、帝京大学からの借金を清算しなければならないと訴えているのだ。
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