ヤクザ映画黄金期を支えた鶴田浩二の「芸」と「色」 山口組組員に襲われ頭と手に11針縫う大けがも

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 東映は、娯楽を徹底的に追求してきた会社である。仮面ライダーから任侠映画まで、子供が楽しめるものから大人向けまで、あの手この手で作品をつくり、世に送り出してきた。今年、創立70周年を迎えたその歴史の中で、大きな曲がり角を迎えたのは昭和30年代半ばのこと。お家芸だった時代劇映画に陰りが見えた東映が着流し姿のヤクザが主役の任侠映画に打って出たところ、興行収入は他社を大きく引き離し、独走状態になった。最初の立役者となったのが鶴田浩二である。著書『仁義なき戦い 菅原文太伝』(新潮社)の取材で東映の社史と舞台裏に通じた松田美智子氏が、元祖アイドルというべき鶴田の人間臭い魅力を紹介する。...

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