炎上「瀬戸大也」はスポンサーを獲得できない? 五輪惨敗の原因はコーチの経験不足か

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 3種目に出場するも、まさかのメダルなしに終わった競泳の瀬戸大也(27)。

「事前の期待値はかなり高かったので、残念でしたね。まさかこんなに良くないなんて思いませんでした」

 と、スポーツ紙記者。

「まず400メートル個人メドレーに関しては、決勝進出のタイムを完全に読み間違えてしまった。通常のレースだと午前中に予選があって午後に決勝というスケジュールなのですが、今回は米国の放送に合わせるため、夜に予選をやって翌日の午前中に決勝という流れでした。夜のレースの方が朝よりも体が動きやすいということがあるのですが、今回も夜の予選ということで決勝進出ラインのタイムが予想より速くなったのでしょう」

 なぜそれを読めなかったのか。さるスポーツライターが指摘するのは、コーチの経験不足だ。瀬戸は昨年、小学生時代から師事してきた梅原孝之コーチの元を離れ、高校の同級生である浦瑠一朗氏を新たなコーチに選んでいる。

「小学生の時から見てきた人がコーチだと、どうしてもコーチが決めた方針、練習方法に則(のっと)ってやらなければいけない。一方、高校の同級生がコーチだと、自分のやりたいことに反対されず、心地よく練習できる。居心地のよい環境というのを優先させたのでしょう。しかしそれが今回のタイムの読み間違えに繋がってしまったというわけです」

 そう話すこのスポーツライターによると、浦コーチは別の要素も見逃していた可能性があるという。

「バタフライの泳ぎが崩れていたのですが、それを把握しきれていなかった。瀬戸は得意種目であるバタフライでリードしなければならない。が、今回は水をかくテンポが速すぎて思わぬ力を使い、後半の失速を招いてしまった」

 泳ぎの崩れのせいか、200メートルバタフライでも準決勝敗退。ライバルの萩野公介と共に出場した200メートル個人メドレーでは決勝に進んだものの4位。いずれかの種目で金メダルを獲得できていれば不倫スキャンダルで地に落ちたイメージを少しは回復できていたはず。それが叶わなかったばかりか、不甲斐ない結果についてSNSなどでさまざまな声が上がっていることに対して「めっちゃむかつく」と発言し、“炎上”騒動を招いてしまったのである。

 そんな瀬戸は3年後のパリ五輪を目指すことをすでに表明しているが、

「五輪後というのはただでさえスポンサーが離れていく時期なので、今後、瀬戸がスポンサーを獲得するのは相当難航するでしょう」

 と、水泳業界関係者。

「ただ、だからといってパリ五輪までの3年間が厳しいものになるわけではない。ここ数年、彼は競泳国際リーグという賞金大会でかなり稼いでいます。あと、奥さんの優佳さんも“瀬戸大也の妻”として頻繁にテレビに出ており、今後も支えていくのでしょうから」

週刊新潮 2021年8月12・19日号掲載

五輪ワイド「『約束の地』の夢花火」より

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