ドイツ連邦議会選挙の勝敗を決める「気候保護の値札」

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 ドイツでは9月26日に連邦議会選挙が行われる。アンゲラ・メルケル首相の後継者が決まる、重要な選挙だ。選挙戦では当初緑の党が優勢だったが、6月以降は支持率が急落している。最大の理由は、緑の党がマニフェストの中で炭素税の大幅な引き上げを打ち出し、有権者が地球温暖化対策の「値札」の高さに気づき始めたからだ。

緑の党の支持率が急落

 公共放送局ドイツ公共放送連盟(ARD)が6月10日に公表した政党支持率調査の結果によると、緑の党の支持率は前月の26%から6ポイント減って20%に下落した。...

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