熱海・伊豆山地区で起きた土石流~東海道新幹線の地質調査、線路工事からわかること
熱海市伊豆山地区で起きた土石流を受けて、この付近を走る東海道新幹線にも注目が集まった。この地区に1960年代初めに線路が建設された際に調査された地質の状況、そして実際に行われた工事の様子などについて、鉄道ジャーナリスト・梅原淳氏が資料を読み解き、お伝えする。
静岡県熱海市の伊豆山(いずさん)地区で2021年7月3日に発生した土砂災害は、本稿を執筆している7月7日現在でもなお多数の方々の安否がわからない状態だ。安否不明者の皆様全員のご無事を祈りますとともに、今回の土砂災害で犠牲になられた皆様のご冥福を祈り、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。...