小室圭さんが釈明会見を開いても…国民が納得するものにはならないと言われるワケ

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会見は無理

 そうすると、小室さん側がホテルの宴会場といった会場を用意し、マスコミに会見の広報を行うという作業が必要になる。多くのタレントを擁している大手芸能事務所なら朝飯前かもしれないが、素人には無理ではないかと見る。

「ちゃんとした会場を借りるだけでも大変です。そしてマスコミ側と交渉し、出席可能な会社を“選別”しなければなりません。簡単なのは宮内庁記者クラブに加盟している新聞社やテレビ局だけにすることでしょう。しかし、この方法は反発も大きいはずです。官公庁の行う会見ではないので、『何の権利があって選別するんだ』という話になりかねません。例えば、外国人記者クラブも参加を希望するでしょうし、小室さん側にそれを断る理由はないはずです」(同・神田氏)

 もし要望が叶って海外メディアの参加が認められたとしたら、民放ワイドショーも黙ってはいないだろう。彼らは独自の取材班を持っている。会見に番組のディレクターやレポーターを出席させたいと考えるはずだ。

「雑誌の編集部や、ネットメディアも参加を希望するでしょう。小室さん側がそれを捌けるとは思えません。収拾がつかなくなるのは目に見えています。友人などに協力を頼んだとしても、なかなか難しいでしょう」(同・神田氏)

火中の栗

 天皇陛下は2月23日、61歳の誕生日を迎えられた。記者会見で眞子さまと小室さんの問題を問われると、「秋篠宮が言ったように多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と答えられた。

「これには驚きました。天皇陛下は眞子さまのご意思より、国民の納得のほうが大事であると示されたわけです。眞子さまと小室さんにとっては厳しいお言葉です。その一方で、国民の納得が得られれば結婚への道筋が開けるとも解釈できます。この論理に従い、『宮内庁が調整して会見を実現させるべきではないのか』という声が出るかもしれません」(同・神田氏)

 とはいえ宮内庁も一つの役所に過ぎない。宮内庁だけで勝手な行動ができるはずもない。もし会見の調整を担当するにしても、内閣府に属しているという原理原則から考えれば、最終的には菅首相の判断を仰ぐ必要がある。あまり現実的ではないかもしれない。

「宮内庁でも内閣でも、火中の栗を拾おうとする人は少ないでしょう。何しろ爆発する可能性がある栗ですから、自分が大火傷を負うかもしれない。『小室さんに会見を開かせた張本人』などと報じられるのも嫌なはずです。小室さんの会見は『やらなければならない』、『やったほうがいいのだろう』と関係者が思っていても、しばらくは宙ぶらりんのままなのではないでしょうか」(同・神田氏)

 小室さんの口から肉声による説明が聞かれるのは、まだまだ先になるのかもしれない。国民のフラストレーションはますます増加しそうだ。

デイリー新潮取材班

2021年6月13日掲載

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