大震災後のボランティアを機に結成されたアートユニット 新作ドキュメンタリ―が公開中
現在公開中『二重のまち/交代地のうたを編む』(★★★★★星5つ)
被災者ではないひとが他人事(ひとごと)ではなく3・11を記憶することは、できるのだろうか?現在公開中のドキュメンタリー映画『二重のまち/交代地のうたを編む』という映画を通してアートユニット「小森はるか+瀬尾夏美」のふたりは、こう答えている。
「まず、津波にさらわれたまちに住むひとたちのことばに、耳を傾けてみよう。そこで聞いた体験を別の誰かに、語ってみよう。物語ることで出来事は多くの人たちへ伝わっていく、未来にも継承されていくのだ――」...