「女性宮家」創設へ前進か 菅総理はイデオロギーなし、議論を避けた安倍前総理との違い

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安倍政権が先送りにした「皇位継承の安定」

 長らくの懸案である「皇位継承の安定」に向けた議論が、ようやく緒につく運びとなった。政府は今月中にも有識者会議を設け、2021年度内の国会への報告を目指すという。

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 上皇さまの「退位特例法案」が国会で成立したのは2017年6月。そこには、

〈安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について本法施行後すみやかに検討を行い、国会に報告する〉

 との付帯決議が盛り込まれていた。そして、この議論がいよいよ今月中に始まると、先ごろ報じられたのである。...

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