「R-1グランプリ」が全く笑えずブーイング あまりに多すぎた低視聴率の原因

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有吉弘行も苦笑

 そもそもタイトルを「R-1ぐらんぷり」から「R-1グランプリ」に変更した。だが、ひらがなをカタカナにすることに、どれほどの意味があったのだろうか。

「出場条件も芸歴不問から突然、10年以内と大幅に変えてしまいました。これで常連の出場者が消えてしまったのです。ガッカリした視聴者はいると思います。

 また、女優の広瀬アリスさん(26)をMCに起用したのは、M-1の上戸彩さん(35)を参考にしたのかもしれませんが、これも効果があったとは言えないでしょう」(同・スタッフ)

 ミスも散見された。審査員得点の集計が遅れた、視聴者投票の得点や音声が出ない──という具合だ。

「番組が放送されている間、有吉弘行さん(46)はFM番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系列)の生放送に出演していました。

 リスナーから相次ぐミスの報告に、とうとう『スタッフも10年以下なのかな?』と出場資格に引っかけたギャグを飛ばしたのです」(同・スタッフ)

放送日を知らない視聴者

 明石家さんま(65)も翌8日、関西のローカル情報番組「ちちんぷいぷい」(MBS制作・平日・13:55)に出演した際、“R-1ネタ”を披露した。

 この番組は間もなく終了し、後番組として「ゴゴスマ―GOGO!Smile!―」(CBCテレビ制作・TBS系列・平日・13:55)が放送されることが決まっている。

 さんまは放送終了の原因として「作りがちょっと甘かったり……」と揶揄。出演者からツッコミが入ると、「昨日のR-1よりマシ」と返してスタジオを爆笑させたのだ。

 有吉とさんまという大物芸人がネタにするほど、R-1のクオリティが低かったというわけだ。それにしても一体、何が原因だったのだろうか。

「まず、放送を知っている視聴者がどれだけいたのでしょうか。少なくとも関東地方での宣伝不足は明らかでした。

 午後8時台は、NHKの大河ドラマ『青天を衝け』や、日本テレビの『イッテQ!』がありますから、視聴率で敗れても仕方ありません。

 ところがテレビ朝日も『ノブナカなんなん?』の2時間スペシャルを午後6時半からぶつけてきて、視聴率でR-1を上回りました。もっと宣伝しておけば、テレ朝にこれほど負けることはなかったと思います」(同・スタッフ)

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