コロナ禍で活躍「民間救急」の知られざる実態 “通常の仕事が半減”という苦悩も
“救急”とはいえ
「民間救急」をご存じだろうか。新型コロナウイルスの感染拡大で、活動がクローズアップされているが、その実情はあまり知られていない。平時の業務や、需要が急増したコロナ禍での搬送とは、どのようなものなのだろうか。
私たちが普段「119番」通報を行うと駆けつけるのが、行政の救急業務を担う「消防救急」だ。公益財団法人東京防災救急協会の担当者が、「民間救急」と「消防救急」の違いを説明する。
「119番要請者のところへ赤色灯をつけて駆けつけるのが消防救急です。...