「前澤友作」月旅行に1日30万人の応募 ”100億円シート”は剛力彩芽のために確保済み?

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 前澤友作氏の大判振る舞いが、海を越えた騒ぎになっている。3月3日、前澤氏は、2023年に予定している月周遊旅行の同乗者8人を世界から募集すると発表した。発表直後から、1席「100億円」とも言われるプレミアシートを求め、世界から希望者が殺到しているというのだ。だが、今回は“完全公募”というわけではないようだ。しっかり大事な人のための席は取ってあるとのこと。それって、やっぱり……。

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18歳以上であれば誰でも応募は可能

 前澤氏が突然、月に行くと言い出したのは2年半前のこと。2018年9月に、彼はイーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業「スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)」が開発を進めている超大型ロケット「スターシップ」に乗って、民間人初となる月周回旅行に出る計画を発表した。今回、その旅行の同乗者を、世界から8名募集すると明かしたのだ。

 計画を発表した当初、前澤氏は、「世界的な画家や音楽家、映画作家などアーティスト6~8人を招きたい」と話していた。今回一転、公募に変えた理由について、YouTube動画でこう説明した。

「アーティストって誰のことを言っているのかわからなくなりました。歌を歌っていればいいのか、ダンスをしていればいいのか、本を書いていればいいのか、どういう人がアーティストだというのがちょっとわからなくなりまして、もしかしたら世界中で何かしらクリエイティブな活動をしている人、こういう人をすべてアーティストって言ったっていいじゃないか、そんな風に思うようになった」

 つまり、誰でも「アーティスト」と主張すれば、応募できるようになったのである。この前代未聞の公募はロイター通信でも報道され、全世界からプレミアチケットを求めて希望者が殺到する騒ぎになっているという。ある宇宙事業関係者によれば、

「3月4日18時30分(日本時間)時点で、237の国・地域から31万人以上の応募があります。もっとも多いのはインド、ついでアメリカ、日本の順番です。応募条件は、打ち上げ時から6ヶ月前に18歳になっていることです」

 気になる費用については、

「相手側(スペースX)もいる話のため非公表。ただし、席はすべて前澤氏が購入済みで、同乗者には一切負担はかかりません」(同)

公募以外にも用意されていた“予約シート”

 今回企画されている宇宙旅行は、月に行くまで3日間、月の裏側を通って戻ってくるまで3日間という大掛かりなものだ。一説には「1人70億円から100億円」とも言われている。8名分ともなれば800億円以上であり、彼がコロナ禍で継続している「お金配り」どころの騒ぎではない。

 だがその一方、今回の発表で、前澤氏は一つ気になることを示唆していた。意識していないとつい聞き流してしまいそうだが、動画の中で次のように語っているのだ。

「10人から12人が乗っていくことになりますけど、みんなで楽しい旅にしたいと思います」

 8人を募集するなら、前澤氏を入れてクルーは9人のはず。だが、前澤氏はクルーは全員で「10人から12人」と言っている。いったいどういうことか。

 推測するに、10人から12人というのは、前澤氏が買ったシートすべてのことで、飛行士などのスタッフは別。最終人数は確定していないとのことだが、

「公募以外のシートが用意されており、その同乗者は前澤氏自身が指名するようです」(前出・宇宙事業関係者)

 つまり最低1人分は、余分に席を取ってあるというのだ。ここには誰が座るのか。当然、真っ先に思い浮かぶのは“あの人”であろう。1年半ほど前に、一度は別れたが、その後復縁したと言われている剛力彩芽(28)である。

別れのきっかけは“宇宙”だった

 実は、2人が破局したきっかけは“宇宙”であった。19年12月、前澤氏はテレビ番組のインタビューで破局の原因について聞かれこう答えていた。

「彼女はもっとお仕事を頑張りたい、まだ27歳ですから、お仕事をバリバリ頑張りたいと。一方、僕は新しい事業だとか、宇宙だとか、もっといっぱい彼女についてきてほしいと思っていた」

 剛力が宇宙よりも仕事を優先させるなどしたことで「すれ違い」が生じたという。前澤氏は、19年9月、ZOZOの経営から退いた際も、退任の理由の一つとして、「宇宙」を挙げるほどこのプロジェクトに思いを持っていたのだ。

 だがその後、よりを戻したと言われている2人。昨年オスカーを退社し、独立した剛力は、いま女優業と並行して、SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)活動に取り組んでいるという。その熱心な活動が評価され、3月8日に開催される「国際女性デー・HAPPY WOMAN AWAD2021 for SDGs」(主催・HAPPY WOMAN実行委員会)で表彰される予定だ。事務局は受賞理由についてこうコメントした。

「WEB&ラジオ番組『SDGs MAGAZINE』などを通じてSDGsを学び、ご自身のフィルターを通して世の中にも発信された活動等が評価されました。また、本アワード『HAPPY WOMAN AWARD』という名前の通り、”いきいきと輝く女性”を体現している象徴として選出させていただきました」

 前澤氏も剛力のこうした活動に理解し、支援しているという。宇宙から美しい地球を確認してみたい。SDGs活動家としてそんな思いもあるのではないか。ズバリ、”予約シート”に座るのは剛力? 今回のプロジェクトの窓口である「dearMoonプロジェクトPR事務局」に問い合わせてみたが、

「まだそれは明かせません」(dearMoonプロジェクトPR事務局)

 公募については今年5月にも最終選考がされる予定だというので、合わせて明かされる日も近いかもしれない。

発表翌日に爆発事故

 もっとも、このプロジェクト自体が本当に実現するのか怪しむ声もある。公募発表の翌日の3月4日、「スターシップ」実験機は打ち上げ試験で着陸には成功したものの、10分も経たずして、爆発する事故が起こした。だが、前澤氏は自信を見せているという。

「2023年の本番が安全にフライトできるための開発過程のテストです。テスト結果の詳細についてもスペースXから毎回報告を受けており、本人はまったく心配していません。今後もテストを繰り返し、きちんと安全が確認されてからの本番となる予定です」(dearMoonプロジェクトPR事務局)

 果たして、前澤氏は夢を叶えられるのか。そして、隣に座る人は誰に――。

デイリー新潮取材班

2021年3月5日掲載

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