コロナ禍で「不動産バブル」は本当か 業界通が解説する“偽らざる実態”

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 コロナ禍がもたらしたカネ余り状態によって、株価や仮想通貨の高騰に注目が集まっている。一方、不動産業界も活況と報じられ、経済誌などには『マンション・戸建て コロナ特需のカラクリ』(「東洋経済」1月16日号)、『コロナ禍の東京で「不動産バブル」が始まる?』(「Newsweek」2月9日号)といった刺激的なタイトルが躍る。

 確かに、長引く「ステイホーム」によって、書斎や子供部屋を持ちたいと考える人々が増え、「リモートワーク」の普及に伴う出勤減で郊外物件への関心が高まるといった、新たな不動産需要の増加は一理あるように思える。...

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