「差別」「アンフェア」撲滅に動く米ゴルフ界の姿勢 風の向こう側(89)

国際

  • ブックマーク

 渋野日向子(22)が2019年の「全英女子オープン」で勝利を挙げた翌年。2020年の同メジャーを制したのは、ドイツ出身のソフィア・ポポフ(28)だった。

 渋野と同様、ポポフも同大会以前は世界の舞台においては無名だったため、欧米メディアは「2年連続でシンデレラ誕生」と謳い、大いに話題になった。

 しかし、その後のポポフは続けざまに辛い現実に直面することになってしまった。

 と言うのも、栄えあるメジャー・チャンピオンになったにもかかわらず、彼女は翌週の「米女子ツアー」(米LPGA)の大会にも、そのあとに開催されたメジャー大会「ANAインスピレーション」にも、シーズン最終戦の「ツアー選手権」にも出場することが許されなかったのだ。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。