レコ大司会に「吉岡里帆」 理由はCM出演本数?

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 NHKの紅白と並ぶ年末恒例の音楽イベントといえば、12月30日に放送される「輝く!日本レコード大賞」(TBS系)だ。

 1959年に始まったこの賞は62回目。今年は9年連続で司会を務める安住紳一郎アナ(47)の相方に女優の吉岡里帆(27)が選ばれた。

 が、業界内ではその“抜擢人事”に疑問の声も上がっている。

「いまやベテランの域に達した安住アナは、実力・実績とも申し分なく安定感が抜群です。それに引き換え、吉岡にこの仕事はいささか荷が勝っている印象がなくはないか」

 と言うのは芸能デスク。

「例えば、一昨年から2年続けて司会を務めた土屋太鳳(25)は、2018年に映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞したほか、この年には『となりの怪物くん』など3本の映画に主演する活躍ぶりでした。彼女の前任だった(16~17年)天海祐希(53)も、04年からコンスタントに連続ドラマで主演を務め、16年にはオリコンの『女性が憧れる大人女子ランキング』で堂々の1位に選ばれています」

 さらにその前任の仲間由紀恵(41)=14~15年=、上戸彩(35)=08年、13年=らも、当時は複数のドラマやCMで活躍し、〈視聴率女王〉〈CM好感度ナンバー1〉など、女優としての確固たる地位を象徴する肩書きがあった。

 翻っていまの吉岡は、かつて封印したはずの水着姿を収めた2冊目の写真集を11月に発売したものの、世に聞こえる実績はない。

 が、広告代理店幹部は次のようにタネを明かす。

「吉岡は4日に発表された『2020年TV-CM放送回数ランキング』で、米倉涼子(45)に次ぐ2位でした。米倉は興和や楽天モバイル、シードなど4社のCMに出演中。一方の吉岡は江崎グリコやP&G、日清食品など11社に起用されています」

 ともに大手ばかりである。

「ただし、米倉が出ているCMは番組と番組の間に放送されるもので、業界内で“埋め草”と呼ばれ、比較的安価に出稿することが可能なスポットCMの比率が多い。一方の吉岡はタイムCMという、決まった番組を視聴する層に向けて提供するピンポイント広告ばかり。極端に言えば、米倉のCMは万人向けに漫然と流されますが、吉岡のCMは企業が特定の購買層を狙い、積極的な売り込みを企図して制作したもの。つまり、企業にとっての吉岡は事実上、CMキャラのトップにあると言えるんです」

週刊新潮 2020年12月24日号掲載

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